世界一周の最初の滞在地はバンクーバーにした。森林資源が豊富なブリティッシュ・コロンビア州は、材木に携わる仕事をしている人にはきわめて縁の深いところだ。仕事はもちろん、日本で英会話を教わったG先生を通した人脈もある。また治安も良く、外国や旅行にも慣れるのにはうってつけの場所だと考えたからだ。
周囲を山と海に囲まれたバンクーバーは、近代的で活気があり空気の爽やかな美しい街だった。そして予想通り、きわめて順調なスタートとなった。 (本文より)
中島林産(株)社長の中島桂一が自費出版いたしました旅行記 「29歳の離陸」―自分を模索した207日間世界一周― のWeb写真集です。
世界一周の最初の滞在地はバンクーバーにした。森林資源が豊富なブリティッシュ・コロンビア州は、材木に携わる仕事をしている人にはきわめて縁の深いところだ。仕事はもちろん、日本で英会話を教わったG先生を通した人脈もある。また治安も良く、外国や旅行にも慣れるのにはうってつけの場所だと考えたからだ。
周囲を山と海に囲まれたバンクーバーは、近代的で活気があり空気の爽やかな美しい街だった。そして予想通り、きわめて順調なスタートとなった。 (本文より)
1990年3月1日
バンクーバーでのステイ先は郊外のリッチモンドにあるRさんのコンドミニアムでした。
コンドミニアムというのは日本で言うところの分譲マンションです。4階建てですが木造(ツーバイフォー)です。外構から外装、共用の廊下まで何から何まで木が使われています。
バンクーバーの中層住宅はほとんど木造で建てられていました。
同じ団地の中に、コンドミニアムのゾーンと隣接して一戸建てのゾーンがあります。こちらもレッドシーダー(米杉)を多用してとてもナチュラルで落ち着いたたたずまいです。後にも先にもこれほど私好みの住宅地はお目にかかれませんでした。
Rさんは私たちにご自分の寝室を貸してくださいました。ここがバンクーバー滞在の拠点となりました。