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7 エーゲ海の風

 古今東西、国旗というのはその国の気候風土の中で見るのが最も美しい。 カラッと晴れ渡る青い空。ビロードのように滑らかで青い海。荒涼とした乾いた大地。船の先端にたなびくギリシャ国旗のブルーが映え渡る。
 ユーレイルパスの期限ぎりぎりで何とかアテネにたどり着いた僕たちは、疲労困憊だった。特に明日香は石のギリシャ彫刻のようにカチカチに固まってしまった。だが幸か不幸か、8月に勃発した湾岸危機の影響で飛行機がキャンセルされ、アテネに2週間近く滞在する事となった。おかげで体を休め、旅を振り返って気持ちを整理するのには丁度良い時間ができた。エーゲ海を渡る風にも、わずかに秋の気配が漂い始めていた。  (本文より)

アテネへ

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1990年9月1日
 イタリアのブリンディシからギリシャのパトラスへ向かう船上で。
 乾いたギリシャの大地が姿を現します。


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 連日の強行軍で疲労困憊の明日香。


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 パトラスの港。
 

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 カモメの群れ。

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 アテネ行きの汽車を待つ。日影に乾いた風が心地よい。
 
 

アクロポリスの丘へ

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1990年9月2日
 アクロポリスの丘の東側の古い住宅地。美しい路地が迷路のように入り組んでいます。


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 しばし迷子を楽しみました。空気が乾いています。

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 アクロポリスの丘へ登っていく途中の道。おみやげ屋がたくさん軒を連ねています。大きな野良犬が、昼寝をしています。
 アテネの街にはこの手の野良犬がたくさんいました。地下鉄も顔パスです。人との心理的な距離の取り方が上手なようです。


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 やがて神殿が姿を現わします。


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 音響がよい事で有名な野外劇場。現役の廃墟。
 神殿は2時で閉まってしまいましたので、残念ながらこの日はここで引き返しました。

クレタ島へ

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1990年9月4日
 湾岸危機の影響で時間ができたのでクレタ島へ行くことにしました。
 夕刻にピレウスを出港。


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 乾いた風に乗るカモメ。


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 夕日。


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 夕日。


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 これも夕日です。
 

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